第4話 / 集合

名古屋に着いた私たちはすぐに近鉄の方へと向かった。最初は改札前で待ち合わせの予定であったが、かなり混雑していたし、車内で飲み食いするものを早く買っておきたいということで、早々とプラットフォームの方へ入っていった。

とりあえず売店でちくわのたぐいとゆで卵、それにおにぎりとビールを買う。そして小木曽さんか山本君は来ていないかと辺りを見回していると、深谷さんが小木曽さんらしい人を見つけたという。しかしよく見ると、それはただ頭の薄い知らないおじさんだった。今度はその近くの毛糸の帽子をかぶり、チェック柄のバッグをさげた、東北辺りからの出稼ぎ労働者風の人が目に止まった。名古屋にもそういう人がたくさん出てきているのかなと考えていると、その人がなぜかこちらに近づいてきた。一体何事だろうかと思って見てみると、それがほかならぬ小木曽さんだった。

小木曽さんと合流した私たちは、売店でコーヒーにお茶、そしてカメラを買い足して電車へと乗り込んだ。やがて山本君もやって来て、一応のメンバーがそろった。あとは電車が動きだすのを待つばかりとなった。