「私の責任」という無責任

どうしてこう人々が望まないことをあえて推し進めようとするのか、その思考がさっぱり理解できないいまの首相だが、その物言いがいちいち癇に障る。その理由が醍醐聰氏のブログ「国民を愚弄する談合と詭弁~消費税増税法案と原発再稼働をめぐって~」で端的に説明されていた。人々にとって何ら価値のない空疎で大仰な言葉と引き換えに無理を通そうとする姿勢を不快に感じるのは当たり前。そこには失笑しか残らない。すでに首相の政治生命などないに等しいのだから、さっさと退場することが残された唯一の合理的な選択肢であると気づいていただきたいものである。