市川
これからご縁ができるであろう市川方面で桜を見る。歩いたのは文学の道から手児奈霊堂を経て弘法寺まで。文学の道といってもところどころに市川にゆかりのある文学者の紹介板が立っているだけで、文学的な風情を感じるものではない。桜は悪くないが、歩道に置かれている遊具が邪魔だ。手児奈霊堂は外から一瞥するだけで通りすぎて弘法寺へ。仁王門に至る急な階段を登り切るとすぐに伏姫桜が見えてくる。なるほどなかなか立派な枝垂れ桜だ。ほかにも大きな桜の木があり、曇り空の下でも気分を明るくしてくれる。帰りに真間の継橋に寄ってみたが、こちらははりまや橋の如く欄干があるのみで、ビューポイントとしてはいささかがっかりである。天気があまり良くなかったこともあるのだろうが、人が少ないので桜をのんびり見て歩くには悪くないルートだと思う。