残念なインターネットバンキング

先週、中国銀行に口座を開設したとき、併せて申し込んでおいたインターネットバンキングのサービスが利用できるようになった。そこでさっそく振り込みに使ってみたのだが、そこに思わぬトラップが...(^^;。

インターネットバンキングそのものは、三菱東京UFJ銀行でもふつうに使っていたので、とくに問題ないだろうと高をくくっていた。が、振込先口座を指定したとき、一緒に受取人名の入力を求められてちょっと戸惑う。そこにはこんな注意書きが。

お受取人名は全角カナ40文字以内で入力してください。濁点半濁点も1文字となります。お受取人名が40文字以上の場合は、先頭40文字を入力してください。

振込先はとあるお店なのだが、口座の名義はそれとは異なる法人名となっている。仮にここでは法人名が「ヒガシ」、店名が「ムツヒト」だったとしよう。ワシは注意書きの指示に従って「ヒカ゛シ」と入力してみたが、受取人名が誤っているという旨のメッセージが表示されて前に進めない。入力内容と登録されている名義が厳密にチェックされているのかと思い、法人名に「カフ゛シキカ゛イシヤ」とか「カ)」とかつけてみたのだが、すべてエラーとなってしまう。そこで物は試しと店名の方の「ムツヒト」と入力すると、意外にもエラーとならず振り込みの作業が完了した。

これで一件落着、などと思ったら大間違い。翌日になって中国銀行から、受取人名が間違っているため振り込みを保留しているという電話があった。話を聞いてみると、やはり受取人名には法人名の方を入力しないといけなかったらしい。ではインターネットバンキングでのエラーは何だったのだろうか。ちょっと思案してみて、こんな推測に行き着いた。

受取人名が誤っているというメッセージは、別に登録されている名義と入力内容をつき合わせているわけではなくて、単に濁点の入力方法が違うと言っているに過ぎないのではないか。注意書きには濁点半濁点も1文字と書いているくせに、実は独立した1文字として入力するとエラーになってしまうのではないか。そういえば、確かに入力例にカ)チユウギンシヨウジとかあったもんなぁ(これは株式会社等の略語の例示だったので濁点の扱いには注意がまわらなかった(^^ゞ)。つまり「ヒカ゛シ」は「ヒガシ」と入力すべきで、「ムツヒト」はたまたま濁点を含まなかったからチェックにかからなかっただけの話だと。

だとしたら、あの注意書きとエラーメッセージの文言はないよなぁ。ほかの人は間違ったりしないのだろうか。ちょっと画面設計を見直した方がいいと思うよ。