菅氏の言う国益とはなんだろう

「『中国で発言、非常に違和感』=菅官房長官が野中氏批判」。棚上げの合意がなされていたとすれば、実効支配している側は「領土問題は存在しない」という立場を守る限りそれ以上面倒なことにはならないわけで、むしろ国益に適う話じゃないかな。国有化なんかするから、お互いに引っ込みがつかなくなって、係争地の維持に余計なコストもかかるようになる。なにより重要な貿易相手国との関係悪化は景気に響くわけで。古賀氏が赤旗に起稿し、野中氏が中国で発言して、それを現自民党執行部が批判する図式は、改めて自民党の変質を浮かび上がらせる。