風が吹けば桶屋がもうかるわけはない

「東京株終値、1万3000円割れ - 欧米株安、円高で」。現政権の経済政策はタガを外した金融緩和以外に目新しいものがなく、しかも金融緩和が景気回復(雇用増・賃金増)につながる道筋が全然示されていない。円安によって企業の目先の収益こそ改善したが、それが設備投資にまわっておらず需要増に向かわない現実が、その先の展望を不透明にする。なのに財政支出を絞り、消費税率引き上げで消費に冷水を浴びせれば、景気回復など望むべくもない。この政策の矛盾は、結局のところ、首相自身がなにをやりたいのか自分でもわかっていないことによるのだろう。あの人の資質だけはどうにもなりそうにない( ´Д`)=3。